戦乱のゼンディカーのフルスポイラーの公開が迫る中、ORIリミテッドを未だに考察し続けている人がどれほどいることでしょうか。
考察が進み、環境が円熟しきったと言っても過言では無いこのタイミングで、ひたむきに修練を積み重ねた先に見つかるのは、誰も知り得ないシークレットテクかもしれません。
シークレットテクは自分だけが知り得るから相手を出し抜けるというもの。
今回はそんなシークレットテクを惜しげもなく公開したChannel FireballのNeal Oliverの記事を紹介します。
省略、意訳、行間の補足等を含みますので、是非原文(http://www.channelfireball.com/articles/7-tips-and-tricks-for-origins-draft/)もご覧ください。
以下翻訳
1.《包み込む霧/Enshrouding Mist》
ゲーム序盤のこのカードは高名クリーチャーが高名を達成するのを後押ししてくれる。しかし、ゲームの後半では別の使い方を頭に入れておかなければならない。
このカードの高名クリーチャーをアンタップする効果はあまり使われないため、それゆえに意識していなければ忘れてしまいがちです。
対戦相手が高名クリーチャーで不自然なアタックをして来たら《包み込む霧/Enshrouding Mist》を意識しなければなりません。
いったいどれだけのプレイヤーが、突如アンタップされた高名クリーチャーのブロックによってしゃくられてきたことでしょう。
2.《ツキノテブクロの浸潤/Touch of Moonglove》+《チャンドラの灯の目覚め/Chandra’s Ignition》or《猛火のヘルハウンド/Blazing Hellhound》
《ツキノテブクロの浸潤/Touch of Moonglove》は普通アンプレイアブルであるが、《チャンドラの灯の目覚め/Chandra’s Ignition》や《猛火のヘルハウンド/Blazing Hellhound 》が入った赤黒のアグレッシブなデッキであれば、大いに採用の余地がある。
《猛火のヘルハウンド/Blazing Hellhound 》に《ツキノテブクロの浸潤/Touch of Moonglove》を撃てば、接死を得た《猛火のヘルハウンド/Blazing Hellhound 》が、あなたのクリーチャーを生贄にささげることと引き換えに、相手のいかなるクリーチャーをも破壊し、その都度プレイヤーに2点のダメージを与えるようになるのだ!
《ツキノテブクロの浸潤/Touch of Moonglove》を撃ったクリーチャーを対象に《チャンドラの灯の目覚め/Chandra’s Ignition》を使えば、他のクリーチャーを跡形もなく消し去ってしまうだろう。
注意しなければならないのは、巻き込んでしまった自分のクリーチャーがあなたに2点のダメージを与えてえしまうことである。
相手が多くのクリーチャーをコントロールしており、決まれば一撃で相手を倒せるような状況でこのコンボを狙うのが望ましいだろう。
3.《ヴァレロンの管理人/Valeron Wardens》+《天界のほとばしり/Celestial Flare》
このテクニックは何も新しいものではなく、基本セット2014で《天界のほとばしり/Celestial Flare》がリリースされたときから存在していたものだ。
このカードは、攻撃クリーチャー指定ステップやブロッククリーチャー指定ステップが過ぎても唱えることができる。
戦闘フェイズが終了するまで攻撃クリーチャーは攻撃クリーチャーであり続け、防御クリーチャーは防御クリーチャーのままであるのだから、先制攻撃持ちのクリーチャーが相手のクリーチャーを倒した後の第二戦闘ダメージ・ステップ開始前に《天界のほとばしり/Celestial Flare》を唱えることができるし、戦闘ダメージ・ステップに誘発した誘発型能力に対応して唱えることもできるのである。
今回のテクニックはその応用だ。
相手《ヴァレロンの管理人/Valeron Wardens》の攻撃を通すために、何体かのクリーチャーで攻撃してきたとしよう。
《ヴァレロンの管理人/Valeron Wardens》以外のクリーチャーをブロックで打ち取り、《ヴァレロンの管理人/Valeron Wardens》の高名が誘発した時こそが《天界のほとばしり/Celestial Flare》を撃つタイミングだ。
《ヴァレロンの管理人/Valeron Wardens》は生贄に捧げられ、その誘発型能力も解決しない。
カードを引けなくなってしまった相手の計画は大いに狂ってしまうことであろう。
4.《意志を砕く者/Willbreaker》+《投げナイフ/Throwing Knife》
《投げナイフ/Throwing Knife》は攻撃の度に相手のクリーチャーを対象に取るが、このカードを生贄に捧げなければ解決されることは無い。
したがって、毎ターン《投げナイフ/Throwing Knife》を装備したクリーチャーで攻撃をする度に、相手の新しいクリーチャーを奪うことができるのである。
《意志を砕く者/Willbreaker》と相性が良いカードは他にもある。
ⅰ)《野性の本能/Wild Instincts》
自分のクリーチャーに+2/+2の修正を加えるとともに、相手のクリーチャー一体を奪うことができる。
コントロールを奪ったクリーチャーは、”対戦相手がコントロールするクリーチャー”ではなくなるため、格闘を行わなくて済むのである。
ⅱ) 《分離主義者の虚空魔道士/Separatist Voidmage》
このカードは対象に取ったクリーチャーを”手札に戻してもよい”と書かれているのがミソである。
《意志を砕く者/Willbreaker》と組み合わせれば、さながら《精神の制御/Mind Control》に2/2のクリーチャーがついてきたようなものであろう。
ⅲ)《つむじ風のならず者/Whirler Rogue》
《つむじ風のならず者/Whirler Rogue》の能力を使える限り、相手のクリーチャーを奪い続けることができるレアとアンコモンらしいボムコンボだ。
5.《天使の墳墓/Angel’s Tomb》+ 瞬速持ちクリーチャー
ORIリミテッドの環境には以下の6体の瞬速持ちクリーチャーが存在する。
基本的に《天使の墳墓/Angel’s Tomb》ではブロックできないが、これら瞬速持ちクリーチャーを構えているなら話は別である。
特に《雷鳴のワイヴァーン/Thunderclap Wyvern》との組み合わせは最高である。
がら空きの場に2/3飛行と4/4飛行が突如として現れれば、相手としても堪ったものではないだろう。
6.占術+サーチ能力
《進化する未開地/Evolving Wilds》や《ニッサの巡礼/Nissa’s Pilgrimage》は土地をサーチすることで、後半不要な土地を引く確率を下げることができるが、いつでもそのような使い方をすれば良いという訳ではない。
2枚の《ラノワールの共感者/Llanowar Empath》の占術で、土地をデッキボトムに3枚送っていたとしよう。
このような場合、ゲームの終盤で引いた《ニッサの巡礼/Nissa’s Pilgrimage》はトップデックを弱くするだけなので、プレイしない方が良いことが多いのだ。
7.《魂の貯蔵者、コソフェッド/Kothophed, Soul Hoarder》
《魂の貯蔵者、コソフェッド/Kothophed, Soul Hoarder》を唱えられたとき、その対戦相手は自分のクリーチャーを敢えて生贄に捧げることで、相手の強大なデーモンの能力を誘発させてライフを削りきろうと躍起になるだろう。
そうなった瞬間からゲーム展開は普段と全く異なるものになる。
このカードをめぐる攻防では、ライフレースが逼迫したものになりがちであるが、ここで覚えておきたいのは、《魂の貯蔵者、コソフェッド/Kothophed, Soul Hoarder》の効果が、クリーチャー以外のパーマネントが墓地に送られても誘発する点である。
例えば、オーラがついたクリーチャーはパーマネントのカウントが2倍になり、それが《伝染性渇血症/Infectious Bloodlust》のようなカードであれば、そのカウントはますます大きいものになるだろう。
特に面白いのは《進化する未開地/Evolving Wilds》である。
このカードが《魂の貯蔵者、コソフェッド/Kothophed, Soul Hoarder》をコントロールするプレイヤーにとどめを刺すのは比較的よくあることだし、端から見たら全く滑稽な状況である。
もし相手が《魂の貯蔵者、コソフェッド/Kothophed, Soul Hoarder》を唱えてきたのなら、《進化する未開地/Evolving Wilds》のようなカードは、余裕の限り大切に扱おう。
何が強大なデーモンに引導を渡すことになるか分からないのだから!
以上翻訳
語り
考察が進み、環境が円熟しきったと言っても過言では無いこのタイミングで、ひたむきに修練を積み重ねた先に見つかるのは、誰も知り得ないシークレットテクかもしれません。
シークレットテクは自分だけが知り得るから相手を出し抜けるというもの。
今回はそんなシークレットテクを惜しげもなく公開したChannel FireballのNeal Oliverの記事を紹介します。
省略、意訳、行間の補足等を含みますので、是非原文(http://www.channelfireball.com/articles/7-tips-and-tricks-for-origins-draft/)もご覧ください。
以下翻訳
1.《包み込む霧/Enshrouding Mist》
Enshrouding Mist /包み込む霧 (白)
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは+1/+1の修整を受ける。このターン、それに与えられるすべてのダメージを軽減する。それが高名であるなら、それをアンタップする。
ゲーム序盤のこのカードは高名クリーチャーが高名を達成するのを後押ししてくれる。しかし、ゲームの後半では別の使い方を頭に入れておかなければならない。
このカードの高名クリーチャーをアンタップする効果はあまり使われないため、それゆえに意識していなければ忘れてしまいがちです。
対戦相手が高名クリーチャーで不自然なアタックをして来たら《包み込む霧/Enshrouding Mist》を意識しなければなりません。
いったいどれだけのプレイヤーが、突如アンタップされた高名クリーチャーのブロックによってしゃくられてきたことでしょう。
2.《ツキノテブクロの浸潤/Touch of Moonglove》+《チャンドラの灯の目覚め/Chandra’s Ignition》or《猛火のヘルハウンド/Blazing Hellhound》
Touch of Moonglove / ツキノテブクロの浸潤 (黒)
インスタント
あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは+1/+0の修整を受けるとともに接死を得る。このターン、そのクリーチャーによってダメージを与えられたクリーチャーが死亡するたび、そのコントローラーは2点のライフを失う。(接死を持つクリーチャーが何らかのダメージをクリーチャーに与えたら、それだけで破壊する。)
Chandra’s Ignition / チャンドラの灯の目覚め (3)(赤)(赤)
ソーサリー
あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とする。それは他の各クリーチャーと各対戦相手に、自身のパワーに等しい点数のダメージをそれぞれ与える。
Blazing Hellhound / 猛火のヘルハウンド (2)(黒)(赤)
クリーチャー — エレメンタル(Elemental) 猟犬(Hound)
(1),他のクリーチャーを1体生け贄に捧げる:クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象する。猛火のヘルハウンドはそれに1点のダメージを与える。
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《ツキノテブクロの浸潤/Touch of Moonglove》は普通アンプレイアブルであるが、《チャンドラの灯の目覚め/Chandra’s Ignition》や《猛火のヘルハウンド/Blazing Hellhound 》が入った赤黒のアグレッシブなデッキであれば、大いに採用の余地がある。
《猛火のヘルハウンド/Blazing Hellhound 》に《ツキノテブクロの浸潤/Touch of Moonglove》を撃てば、接死を得た《猛火のヘルハウンド/Blazing Hellhound 》が、あなたのクリーチャーを生贄にささげることと引き換えに、相手のいかなるクリーチャーをも破壊し、その都度プレイヤーに2点のダメージを与えるようになるのだ!
《ツキノテブクロの浸潤/Touch of Moonglove》を撃ったクリーチャーを対象に《チャンドラの灯の目覚め/Chandra’s Ignition》を使えば、他のクリーチャーを跡形もなく消し去ってしまうだろう。
注意しなければならないのは、巻き込んでしまった自分のクリーチャーがあなたに2点のダメージを与えてえしまうことである。
相手が多くのクリーチャーをコントロールしており、決まれば一撃で相手を倒せるような状況でこのコンボを狙うのが望ましいだろう。
3.《ヴァレロンの管理人/Valeron Wardens》+《天界のほとばしり/Celestial Flare》
Valeron Wardens / ヴァレロンの管理人 (2)(緑)
クリーチャー — 人間(Human) モンク(Monk)
高名2(このクリーチャーがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えたとき、これが高名でない場合、これの上に+1/+1カウンターを2個置く。これは高名になる。)
あなたがコントロールするクリーチャーが1体高名になるたび、カードを1枚引く。
1/3
Celestial Flare / 天界のほとばしり (白)(白)
インスタント
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは攻撃かブロックしているクリーチャーを1体生け贄に捧げる。
このテクニックは何も新しいものではなく、基本セット2014で《天界のほとばしり/Celestial Flare》がリリースされたときから存在していたものだ。
このカードは、攻撃クリーチャー指定ステップやブロッククリーチャー指定ステップが過ぎても唱えることができる。
戦闘フェイズが終了するまで攻撃クリーチャーは攻撃クリーチャーであり続け、防御クリーチャーは防御クリーチャーのままであるのだから、先制攻撃持ちのクリーチャーが相手のクリーチャーを倒した後の第二戦闘ダメージ・ステップ開始前に《天界のほとばしり/Celestial Flare》を唱えることができるし、戦闘ダメージ・ステップに誘発した誘発型能力に対応して唱えることもできるのである。
今回のテクニックはその応用だ。
相手《ヴァレロンの管理人/Valeron Wardens》の攻撃を通すために、何体かのクリーチャーで攻撃してきたとしよう。
《ヴァレロンの管理人/Valeron Wardens》以外のクリーチャーをブロックで打ち取り、《ヴァレロンの管理人/Valeron Wardens》の高名が誘発した時こそが《天界のほとばしり/Celestial Flare》を撃つタイミングだ。
《ヴァレロンの管理人/Valeron Wardens》は生贄に捧げられ、その誘発型能力も解決しない。
カードを引けなくなってしまった相手の計画は大いに狂ってしまうことであろう。
4.《意志を砕く者/Willbreaker》+《投げナイフ/Throwing Knife》
Willbreaker / 意志を砕く者 (3)(青)(青)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
対戦相手がコントロールするクリーチャー1体があなたのコントロールする呪文や能力の対象になるたび、あなたが意志を砕く者をコントロールし続けているかぎり、それのコントロールを得る。
2/3
Throwing Knife / 投げナイフ (2)
アーティファクト — 装備品(Equipment)
装備しているクリーチャーは+2/+0の修整を受ける。
装備しているクリーチャーが攻撃するたび、クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。あなたは投げナイフを生け贄に捧げてもよい。そうしたなら、投げナイフはそれに2点のダメージを与える。
装備(2)((2):あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、それにつける。装備はソーサリーとしてのみ行う。)
《投げナイフ/Throwing Knife》は攻撃の度に相手のクリーチャーを対象に取るが、このカードを生贄に捧げなければ解決されることは無い。
したがって、毎ターン《投げナイフ/Throwing Knife》を装備したクリーチャーで攻撃をする度に、相手の新しいクリーチャーを奪うことができるのである。
《意志を砕く者/Willbreaker》と相性が良いカードは他にもある。
ⅰ)《野性の本能/Wild Instincts》
Wild Instincts / 野性の本能 (3)(緑)
ソーサリー
あなたがコントロールするクリーチャー1体と、対戦相手がコントロールするクリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、その前者は+2/+2の修整を受ける。その前者はその後者と格闘を行う。(それぞれはもう一方に自身のパワーに等しい点数のダメージを与える。
自分のクリーチャーに+2/+2の修正を加えるとともに、相手のクリーチャー一体を奪うことができる。
コントロールを奪ったクリーチャーは、”対戦相手がコントロールするクリーチャー”ではなくなるため、格闘を行わなくて済むのである。
ⅱ) 《分離主義者の虚空魔道士/Separatist Voidmage》
Separatist Voidmage / 分離主義者の虚空魔道士 (3)(青)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
分離主義者の虚空魔道士が戦場に出たとき、クリーチャー1体を対象とする。あなたはそれをオーナーの手札に戻してもよい。
2/2
このカードは対象に取ったクリーチャーを”手札に戻してもよい”と書かれているのがミソである。
《意志を砕く者/Willbreaker》と組み合わせれば、さながら《精神の制御/Mind Control》に2/2のクリーチャーがついてきたようなものであろう。
ⅲ)《つむじ風のならず者/Whirler Rogue》
Whirler Rogue / つむじ風のならず者 (2)(青)(青)
クリーチャー — 人間(Human) ならず者(Rogue) 工匠(Artificer)
つむじ風のならず者が戦場に出たとき、飛行を持つ無色の1/1の飛行機械(Thopter)アーティファクト・クリーチャー・トークンを2体戦場に出す。
あなたがコントロールするアンタップ状態のアーティファクトを2つタップする:クリーチャー1体を対象とする。このターン、それはブロックされない。
2/2
《つむじ風のならず者/Whirler Rogue》の能力を使える限り、相手のクリーチャーを奪い続けることができるレアとアンコモンらしいボムコンボだ。
5.《天使の墳墓/Angel’s Tomb》+ 瞬速持ちクリーチャー
Angel’s Tomb / 天使の墳墓 (3)
アーティファクト
あなたのコントロール下でクリーチャーが1体戦場に出るたび、あなたは「天使の墳墓はターン終了時まで飛行を持つ白の3/3の天使(Angel)アーティファクト・クリーチャーになる」ことを選んでもよい。
ORIリミテッドの環境には以下の6体の瞬速持ちクリーチャーが存在する。
・《ニヴィックスの障壁/Nivix Barrier》
・《ミジウムの干渉者/Mizzium Meddler》
・《牢獄の管理人、ヒクサス/Hixus, Prison Warden》
・《潮流の先駆け/Harbinger of the Tides》
・《跳ねる混成体/Bounding Krasis》
・《雷鳴のワイヴァーン/Thunderclap Wyvern》
基本的に《天使の墳墓/Angel’s Tomb》ではブロックできないが、これら瞬速持ちクリーチャーを構えているなら話は別である。
特に《雷鳴のワイヴァーン/Thunderclap Wyvern》との組み合わせは最高である。
がら空きの場に2/3飛行と4/4飛行が突如として現れれば、相手としても堪ったものではないだろう。
6.占術+サーチ能力
《進化する未開地/Evolving Wilds》や《ニッサの巡礼/Nissa’s Pilgrimage》は土地をサーチすることで、後半不要な土地を引く確率を下げることができるが、いつでもそのような使い方をすれば良いという訳ではない。
2枚の《ラノワールの共感者/Llanowar Empath》の占術で、土地をデッキボトムに3枚送っていたとしよう。
このような場合、ゲームの終盤で引いた《ニッサの巡礼/Nissa’s Pilgrimage》はトップデックを弱くするだけなので、プレイしない方が良いことが多いのだ。
7.《魂の貯蔵者、コソフェッド/Kothophed, Soul Hoarder》
Kothophed, Soul Hoarder / 魂の貯蔵者、コソフェッド (4)(黒)(黒)
伝説のクリーチャー — デーモン(Demon)
飛行
他のプレイヤーがオーナーであるパーマネントが1つ戦場から墓地に置かれるたび、あなたはカードを1枚引き、1点のライフを失う。
6/6
《魂の貯蔵者、コソフェッド/Kothophed, Soul Hoarder》を唱えられたとき、その対戦相手は自分のクリーチャーを敢えて生贄に捧げることで、相手の強大なデーモンの能力を誘発させてライフを削りきろうと躍起になるだろう。
そうなった瞬間からゲーム展開は普段と全く異なるものになる。
このカードをめぐる攻防では、ライフレースが逼迫したものになりがちであるが、ここで覚えておきたいのは、《魂の貯蔵者、コソフェッド/Kothophed, Soul Hoarder》の効果が、クリーチャー以外のパーマネントが墓地に送られても誘発する点である。
例えば、オーラがついたクリーチャーはパーマネントのカウントが2倍になり、それが《伝染性渇血症/Infectious Bloodlust》のようなカードであれば、そのカウントはますます大きいものになるだろう。
特に面白いのは《進化する未開地/Evolving Wilds》である。
このカードが《魂の貯蔵者、コソフェッド/Kothophed, Soul Hoarder》をコントロールするプレイヤーにとどめを刺すのは比較的よくあることだし、端から見たら全く滑稽な状況である。
もし相手が《魂の貯蔵者、コソフェッド/Kothophed, Soul Hoarder》を唱えてきたのなら、《進化する未開地/Evolving Wilds》のようなカードは、余裕の限り大切に扱おう。
何が強大なデーモンに引導を渡すことになるか分からないのだから!
以上翻訳
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