最近評価が見直され、プレオーダーの価格が少しずつ上昇している《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis Regnited》
戦乱のゼンディカーの目玉の一つとして早々に公開され、各所で熱い論議を招いている新しいプレインズウォーカーですが、今回はChannel Fireballから、Luis Scott-Vargas(LSV)による当カードの第一印象をご紹介します。
省略、意訳、行間の補足等を含みますので、是非原文(http://www.channelfireball.com/articles/ob-nixilis-reignited/)もご覧ください。
以下翻訳
かつてまでのオブ・ニクシリスはそこまで悪いカードでは無かったが、構築では全くと言っていいほど見受けられなかった。
しかし、今回の《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis Regnited》はリミテッドにおけるボムであることはもちろん、スタンダードの構築にも鳴り物入りで食い込んでくるであろう一枚だという確信がある。
私はプレインズウォーカーを評価する際に、以下の2点を重要視している。
1.そのPWは自分の能力で自身を守れるかどうか。
2.そのPWは毎ターンアドバンテージをもたらすかどうか。
このカードはこの二つの要件を満足しており、プラス能力、小マイナス能力ともに状況に応じた使い分けの利く、大変素晴らしいものであると言える。
場に出れば毎ターン戦況の中心にいるのはこのカードであり、存在の限り膨大なアドバンテージを獲得し続け、どんな相手の脅威をも打ち倒すことができるようになるのだ。
アドバンテージを得る手段が豊富なコントロールデッキとって、このカードによる毎ターンのアドバンテージは看過できず、ビートダウンデッキにおいてはこのカードのプレッシャーに打ちひしがれることになるだろう。
高い忠誠値も魅力的だ。初期忠誠値が5ですぐさま忠誠値が6になるということは、相手のクリーチャーを目の前にして悠々とドローを重ねられるということである。
仮に相手が2/2のクリーチャーをコントロールしていたとしても、目的のカードを引き当てるまでしばらくはドローを続けられるし、それが3/3であったとしてもすぐさま小マイナスで破壊するのではなく、一枚カードを引いてから次のターンに除去するかどうかを選べば良いのだ。更に言うなら、3体の1/1クリーチャーが束になってかかって来たとしても、3枚ものカードを引いた上で、ライフの損失もカードを引くために使った3点に抑えることができてしまうのである。
プラス能力と小マイナス能力だけでも十分パワーカードであるが、奥義の性能にも触れておくべきだろう。
プレインズウォーカーの奥義の性能はそれほど重要視されるものでは無いが、相手にプレッシャーをかけられる奥義を備えているのは良いことだ。
奥義の性能は、コントロールデッキであれば真っ先にこのカードに対処しなければならないという強烈なものである。
ローテーションによりテーロスブロックとM15がスタン落ちしてしまい、スタンダードの環境は大きく変わるが、アブザンをはじめ、多くのミッドレンジデッキがその勢力を保つだろう。
相手が3~5マナ域のクリーチャーを展開してくるのであれば、それはこのカードにとって素晴らしい環境だ。
相手が1体しかクリーチャーコントロールしていないのであれば、その唯一のクリーチャーを破壊してしまうことで、テンポの面で非常に優位に立つことができる。
このカードは相手の面での展開にやや弱いが、《衰滅/Languish》のようなカードがあれば上手く噛み合うだろう。デッキ構築の指針にしてほしい。
以上翻訳
語り
戦乱のゼンディカーの目玉の一つとして早々に公開され、各所で熱い論議を招いている新しいプレインズウォーカーですが、今回はChannel Fireballから、Luis Scott-Vargas(LSV)による当カードの第一印象をご紹介します。
省略、意訳、行間の補足等を含みますので、是非原文(http://www.channelfireball.com/articles/ob-nixilis-reignited/)もご覧ください。
以下翻訳
ob Nixilis Reignited / 灯の再覚醒、オブ・ニクシリス (3)(黒)(黒)
プレインズウォーカー - ニクシリス
[+1]:あなたはカードを1枚引き、1点のライフを失う。
[-3]:クリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。
[-8]:対戦相手一人を対象とする。そのプレイヤーは「プレイヤー1人がカードを1枚引くたび、あなたは2点のライフを失う。」を持つ紋章を得る。
5
かつてまでのオブ・ニクシリスはそこまで悪いカードでは無かったが、構築では全くと言っていいほど見受けられなかった。
しかし、今回の《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis Regnited》はリミテッドにおけるボムであることはもちろん、スタンダードの構築にも鳴り物入りで食い込んでくるであろう一枚だという確信がある。
私はプレインズウォーカーを評価する際に、以下の2点を重要視している。
1.そのPWは自分の能力で自身を守れるかどうか。
2.そのPWは毎ターンアドバンテージをもたらすかどうか。
このカードはこの二つの要件を満足しており、プラス能力、小マイナス能力ともに状況に応じた使い分けの利く、大変素晴らしいものであると言える。
場に出れば毎ターン戦況の中心にいるのはこのカードであり、存在の限り膨大なアドバンテージを獲得し続け、どんな相手の脅威をも打ち倒すことができるようになるのだ。
アドバンテージを得る手段が豊富なコントロールデッキとって、このカードによる毎ターンのアドバンテージは看過できず、ビートダウンデッキにおいてはこのカードのプレッシャーに打ちひしがれることになるだろう。
高い忠誠値も魅力的だ。初期忠誠値が5ですぐさま忠誠値が6になるということは、相手のクリーチャーを目の前にして悠々とドローを重ねられるということである。
仮に相手が2/2のクリーチャーをコントロールしていたとしても、目的のカードを引き当てるまでしばらくはドローを続けられるし、それが3/3であったとしてもすぐさま小マイナスで破壊するのではなく、一枚カードを引いてから次のターンに除去するかどうかを選べば良いのだ。更に言うなら、3体の1/1クリーチャーが束になってかかって来たとしても、3枚ものカードを引いた上で、ライフの損失もカードを引くために使った3点に抑えることができてしまうのである。
プラス能力と小マイナス能力だけでも十分パワーカードであるが、奥義の性能にも触れておくべきだろう。
プレインズウォーカーの奥義の性能はそれほど重要視されるものでは無いが、相手にプレッシャーをかけられる奥義を備えているのは良いことだ。
奥義の性能は、コントロールデッキであれば真っ先にこのカードに対処しなければならないという強烈なものである。
ローテーションによりテーロスブロックとM15がスタン落ちしてしまい、スタンダードの環境は大きく変わるが、アブザンをはじめ、多くのミッドレンジデッキがその勢力を保つだろう。
相手が3~5マナ域のクリーチャーを展開してくるのであれば、それはこのカードにとって素晴らしい環境だ。
相手が1体しかクリーチャーコントロールしていないのであれば、その唯一のクリーチャーを破壊してしまうことで、テンポの面で非常に優位に立つことができる。
このカードは相手の面での展開にやや弱いが、《衰滅/Languish》のようなカードがあれば上手く噛み合うだろう。デッキ構築の指針にしてほしい。
以上翻訳
語り
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